エクセルにはないスプレッドシートの関数まとめ12個を紹介!
今までに当ブログで紹介させていただいたスプレッドシートの関数中でも特にエクセルにはない関数をまとめました!
今後も紹介したスプレッドシートの関数についてはこちらの記事を更新していきます!
長年、多くの企業などで表計算ツールとしてエクセルが使われてきている中で、「なんでスプレッドシートを使う必要があるの?」そのように思われる方も少なくないのではないでしょうか?
多くの人に使われているエクセルの使い方を知っておくことは大事ですが、スプレッドシートにはスプレッドシートにしかない機能や便利さがあるんです!
こちらの記事で紹介している内容を参考に場面に合わせてエクセルとスプレッドシートを使い分けてみてはいかがでしょうか?
それでは、今まで紹介してきたエクセルにはないスプレッドシートの関数をまとめていきます!
それぞれ使い方について詳細に解説した記事のリンクを貼っていますので、興味があるものがあれば是非ご覧ください!
エクセルにはないスプレッドシートの関数
ARRAYFORMULA関数 – 配列関数
まずExcelには無くてスプレッドシートにある関数として代表的な関数と言えば、「ARRAYFORMULA関数」でしょう!
ARRAYFORMULA ドキュメント エディタ ヘルプ
見出しには「配列関数」と記載していますが、「配列関数」と言われてもいまいちピンと来ないですよね?
ARRAYFORMULA関数を使うことで複数記述されている関数を1つにまとめることができます!
ARRAYFORMULA関数があるからExcelからスプレッドシートに乗り換えるという方もいるそうです!
軽く詳細に触れておくと、同じ関数を複数の別のセルに適用させたい時にARRAYFORMULA関数を使うと1つにセルに範囲選択で対象の範囲を指定することで複数セルに対して同じ関数をコピーする必要がなくなります。
関数の記述を1つのセルにまとめることで、関数の実行が1回で済み、大量データの実行結果の表示速度が高速化できます!
また、修正箇所を1つに絞ることができるので、修正時のコピー漏れなども防ぐことができます!
文章だけでは説明が難しい関数なので、下のリンクではARRAYFORMULA関数の使用方法を画像付きで説明していますので、ぜひご覧ください!
GOOGLETRANSLATE関数 – グーグル翻訳
スプレッドシートとエクセルを使い分ける理由としてわたしがまず最初に思いついた関数が「GOOGLETRANSLATE関数」です。
GOOGLETRANSLATE ドキュメント エディタ ヘルプ
GOOGLETRANSLATEと言えば、誰もが知るグーグル翻訳のことですよね?
スプレッドシートはGoogleが提供する表計算ツールなので、Google翻訳と連携していています。
説明することもなく想像がつくとは思いますが、GOOGLETRANSLATE関数は、セルに入力されている言語を別の言語に翻訳してくれる機能です。
下の詳細について紹介したリンクではGOOGLETRANSLATE関数の基本的な使用方法だけでなく!
スプレッドシートを単語帳として使う方法や外国語ドキュメントの作成方法などについても紹介していますので、興味があれば見てみてください!
DETECTLANGUAGE関数 – 言語の判別
上で紹介したGOOGLETRANSLATE関数のようにGoogle翻訳に関連する機能です。
Google翻訳を使った際に英語のスペルミスをして、もしかして別の言語じゃないかとGoogle翻訳に予測の言語が表示されたことはないですか?
下のリンクで紹介している「DETECTLANGUAGE関数」では文字列の言語を自動で判別してくれる関数です!
DETECTLANGUAGE ドキュメント エディタ ヘルプ
DETECTLANGUAGE関数単体ではなかなか使い道を探すのは難しいですが、GOOGLETRANSLATE関数と合わせて用いると便利に使えたりします!
そんなDETECTLANGUAGE関数の使い方とGOOGLETRANSLATE関数と組み合わせた活用方法まで下のボタンリンク先では解説していますのでよろしければご覧ください!
QUERY関数 – データ抽出
「QUERY関数」は表から指定した条件のデータを抽出してくれる関数です。
QUERY ドキュメント エディタ ヘルプ
イメージとしてはExcelのピボット機能をスプレッドシートは関数で実現できるようなものであると考えてみてください。
関数を1つのセルにちょこちょこっと記述してあげることで、既に存在する表から関数で指定した条件に沿って瞬時に別の表を表示してくれるので、まるで魔法のような関数です!
QUERY関数はデータベースを操作するための言語であるSQLという言語に記述方法にとても似ており、プログラマやシステムエンジニアなどの職種の方には感覚的に使用しやすいです!
逆に言えばQUERY関数が使えるようになれば、SQLの文法の基礎は抑えることができるので、この関数を知っておくことは良い勉強になるかもしれませんね!
下リンクの詳細な記事では少し複雑なQUERY関数の記述方法について分かりやすくできるだけ簡単に説明していますので、是非ご覧ください!
IMAGE関数 – セル内に画像を挿入
「IMAGE関数」はセル内に画像を挿入するための関数です。
IMAGE ドキュメント エディタ ヘルプ
セル内に画像を挿入する機能はExcelにはありますが、スプレッドシートのIMAGE関数はネット上に公開されている画像をURLから取得してセル内に表示させる関数です。
表示させる関数についてはセルのサイズに応じてサイズを変更させたり、ピクセル単位で画像サイズを設定することが可能ですので、とても便利です。
また、以下のリンクではローカルの画像をGoogle Driveに保存してスプレッドシートのセル内に埋め込む方法についても解説していますので、興味がある方は是非ご覧ください!
SPARKLINE関数 – セル内にグラフを表示
「SPARKLINE関数」というExcelのスパークライン機能のようにスプレッドシートにもセル内にグラフを表示できる機能があるのをご存じでしたか?
SPARKLINE ドキュメント エディタ ヘルプ
Excelではセル内にグラフを表示する際は上部のメニューからスパークラインを選択しますが、スプレッドシートでは似たような機能を関数によって実現することができます。
SPARKLINE関数は参照するセル範囲の数値から簡単にグラフを作成して、任意のセル内に表示させることができます。
知っていると「できる人」感を演出できる関数です!
SPARKLINE関数で表示できるグラフの数は複数あります。
また、それぞれのグラフに対してオプションで詳細に表示を設定可能ですので、データを視覚的に見たい時に重宝しますよ!
下のリンクボタンの記事では表示できるグラフの種類や設定できるオプションについて詳細に分かりやすく説明しています!
IMPORTHTML関数 – ウェブ上の表/リストを取得する
「IMPORTHTML関数」はウェブページ上に表示されている表やリストの内容を取得して表示する関数です。
IMPORTHTML関数 ドキュメント エディタ ヘルプ
ウェブ上の情報を別の資料に転記する作業は仕事をこなしていくうえで発生しがちな作業です。
転記しようとするとタイピングが間違ってしまったり、作業の途中で入力した内容を触ってしまったりとミスにつながりますが、IMPORTHTML関数を使用すると正確かつ簡単に転記作業ができます。
IMPORTHTMLはウェブページ上の要素を取得する必要があるため、必要に応じてウェブページのソースコード(プログラミング)を確認する必要があります。
少し難しく感じますが、下のリンクではソースコードの確認方法まで含めて画像付きで簡単に解説していますので、ぜひご覧ください!
IMPORTXML関数 – ウェブページの要素を挿入
「IMPORTXML関数」はウェブページからページの要素(データ)を取得して、スプレッドシートに表示させる関数です。
IMPORTXML関数 ドキュメント エディタ ヘルプ
上で紹介しているIMPORTHTML関数はウェブページ上のリストと表のデータを取得する関数でしたが、IMPORTXML関数はその他のウェブページの要素を表示させることができます。
とても便利な関数ですが、XPathというなんだか難しい引数を設定したり、上手く表示できない場合があったりと少し使用方法が難しい関数です。
下のボタンリンクでは、XPathの取得方法から基本的な使用方法をとても分かりやすく解説しています。
また、ウェブマーケッター必見のIMPORTXML関数活用方法もご紹介していますので、是非ご覧ください!
IMPORTFEED関数 – サイトの更新情報を取得・挿入
「IMPORTFEED関数」はRSSやAtomからサイトの更新情報を取得し、スプレッドシートに挿入するための関数です。
IMPORTFEED関数 ドキュメント エディタ ヘルプ
フィード(FEED)とは、RSS・Atomなどのサイトの更新情報を保持しているデータです。
それぞれのサイトからRSSやAtomの情報を取得してスプレッドシートに表示させます。
ブロガーやウェブマーケッターのかたであれば、競合のサイトの更新情報をスプレッドシートに簡単にまとめることができます。
IMPORTFEED関数を使用するには、フィードのURLを取得する必要があります。
下のリンクでは、フィードのURLの取得方法から使用方法を解説しています!
IMPORTRANGE関数 – 別のスプレッドシートのデータを挿入
「IMPORTRANGE関数」を使用すると、任意のスプレッドシートに別のスプレッドシートからデータを取得して、表示させることできます。
多くのExcelファイルはローカル環境に保存され、ウェブ上でファイルの共有がされることが少ないですが、スプレッドシートではグーグルドライブに保存して共有されるため、IMPORTRANGE関数のような機能が実装されています。
データ取得元のURLと範囲を引数に指定するだけで、データの参照や転記が可能なので、作業効率がぐんと上がること間違いなし!
IMPORTRANGE関数を使用する上での注意事項についても以下ではまとめていますので、使用の前にはぜひご一読ください!
IMPORTDATA関数 – csv・tsvデータを挿入
「IMPOTRDATA関数」は、ウェブ上のcsvもしくはtsv形式のデータをスプレッドシートに挿入するための関数です。
IMPORTDATA関数 ドキュメント エディタ ヘルプ
csvやtsvとはデータの形式のことで、csvがカンマ区切り、tsvがタブ区切りでデータを区切っている形式のデータです。
下のリンクではcsvやtsvファイルの形式についてからIMPORTDATA関数の使用方法、使用する際の注意点まで詳細に解説していますので、「使えそう!」と思った方は下のリンクをご覧ください。
GOOGLEFINANCE関数 – 証券情報を挿入する
「GOOGLEFINANCE関数」は証券情報を取得して、スプレッドシートに挿入するための関数です。
GOOGLEFINANCE関数 ドキュメント エディタ ヘルプ
GOOGLEFINANCE関数では株式、ETF、投資信託などの情報を取得することができます。
残念ながら日本株はグーグルファイナンスではサポートされていないため、日本株の情報を取得するにはIMPORTXML関数を使用してYahooファイナンスなどから取得する必要があります。
下のリンクではGOOGLEFINANCE関数の使用方法のみでなく、取得可能な多様な項目についてもまとめていますので詳細は下のリンクから確認ください!
まとめ:場面に応じてスプレッドシートとエクセルを使い分けよう
今までに紹介したエクセルにはないスプレッドシートの関数をこの記事ではまとめました!
- ARRAYFORMULA関数 – 配列関数
- GOOGLETRANSLATE関数 – グーグル翻訳
- DETECTLANGUAGE関数 – 言語の判別
- QUERY関数 – データ抽出
- IMAGE関数 – セル内に画像を挿入
- SPARKLINE関数 – セル内にグラフを表示
- IMPORTHTML関数 – ウェブ上の表/リストを取得する
- IMPORTXML関数 – ウェブページの要素を挿入
- IMPORTFEED関数 – サイトの更新情報を取得・挿入
- IMPORTRANGE関数 – 別のスプレッドシートのデータを挿入
- IMPORTDATA関数 – csv・tsvデータを挿入
- GOOGLEFINANCE関数 – 証券情報を挿入する
今後も紹介したスプレッドシートの関数に関する記事についてはこちらのまとめ記事をアップデートしていきますので、引き続きチェックしていただけると嬉しいです!
また、エクセルも日々アップデートされているのでわたしのブログの記事の内容が古くなっているなどのお気づきの点がございましたら、コメントやTwitterで教えていただけるととても助かります。
エクセルのスプレッドシートもあくまでそれぞれを表計算ツールのひとつとして目的や用途によって適した方を選択して作業効率を向上していきましょう!
エクセルについても便利なショートカットや関数を紹介していますので、そちらも併せてご覧ください!
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