大卒でフリーターを1年した後の正社員転職について
この記事では、私の経験を基にフリーターを1年した後に正社員に転職するにあたっての面接で気を付けたいポイントをお伝えしたいと思います。
大学を卒業して多くの方は、その後に正社員として企業に就職して、さらにそのまま企業に正社員として定年まで働き続けるのが一般的なキャリアと言われています。
一方で、様々な理由で1度正社員の仕事を辞めて、フリーターになったり、他のキャリアを選択する人もいます。
私は、大学を卒業した後に1度正社員として就職しましたが、いくつかの理由が重なり退職し、1年フリータをした後に、現在は別の企業に正社員として転職しました。
フリーターをしていると同じ大学を卒業した友人や前職の同期と比べて、社会から取り残されていくような気持ちになって不安になることもあります。
当記事では、私と似た境遇にいる方にできるだけリアルに、フリーターからの転職についてお伝えすることができれば思っております。
私のキャリアについて
人それぞれに歩んできたキャリアがあり、状況によって面接で話す内容が異なるので、私のキャリアについて簡単に説明しておきます。
長くなってしまいましたので、興味がない人は本章の最後のほうにまとめていますので、そこだけ読んでいただいて構いません。
大学
私は4年制大学を卒業しました。
私が卒業した大学は、どこにでもありふれた地方の中堅私立大学の経営学部で、県外の人からしたら「どこの大学?」というレベルのなんてことない大学です。
大学時代の私の他の人とは違う経験は、語学留学とワーキングホリデーに行ったことがあることかと思います。
語学留学は半年間学校のプログラムを利用して単位をもらいながら留学し、ワーキングホリデーには1年間休学して行って、滞在先では現地の小さなオフィスで短期のインターンをしたりしました。
つまり、普通の大学に入学して英語を勉強し、1年間休学しているので、卒業がその分遅れています。
人より英語の学習に時間を使った以外はサークル・部活など目立ったことはしていませんでした。
新卒社会人
大学を卒業した後は、SIer(IT企業)にシステムエンジニアとして新卒採用枠で入社しました。
大学時代は英語の勉強しかしていないので、いわゆる未経験エンジニアです。
従業員数が1,000人いかない程度の大手ITグループ傘下のまたもや中堅(?)どころの企業といったところでしょうか。
この新卒入社した企業には2年半の間勤務していました。
在職中の経験は簡単なプログラミングやチームの(見習い)サブリーダーなど、、、大した経験はしてないですね。
英語をかじっていたせいで、資料の英訳などあまりエンジニアっぽくない仕事を振られることも多かったです。
海外ベンダーとの英語での(だどたどしい)折衝の経験もあります。。。
雑用的な仕事を振られることが多かったので、同期と比較してもエンジニアとしての経験は乏しい状態で退職しました。
雑用仕事で身につけた議事録の書き方のコツを過去に紹介していますので、気になる人は読んでいただけると幸いです。
(参考:議事録の書き方のコツ)
つまり、2年半の社会人生活では大した経験はしていないということです!
フリーター
新卒で入社した会社を退社した後は、スニーカーショップで接客スタッフとしてアルバイトを始めました。
アルバイトの内容は普通の接客のアルバイトですが、少し異なる点は個人の売上が毎週発表される点です。
(そのため時給は他のアルバイトより少し高かったです。)
このブログをはじめたのもこのフリーター時代です。
特筆する点はあまりありませんが、そんなこんなで1年間フリーターとして過ごしました。
転職
接客のアルバイトがちょうど1年経過した時に今働いている企業に正社員として転職しました。
転職先の企業は新卒して入社したようなIT企業ではなく、中小商社の社内SEとして入社しました。
規模は従業員数200人に満たない会社です。
結果、正社員として転職することはできました!
資格
多かれ少なかれ、転職時に資格は面接で評価を受ける際の対象になるかと思います。
そこで、転職時に私が保有していた資格についても以下にまとめておきます。
TOEICや英検は知っている方が多いと思いますが、基本情報技術者資格(FE)とはITに関わる業務をするために習得しておきたい登竜門のような資格です。
基本情報技術者の勉強方法は以下で解説していますので、エンジニア転職を考えている方は参考にしてみてください。
(参考:基本情報技術者資格(FE)の勉強法)
保有資格としては中途半端な気がしますが、同世代と比べてどうなんでしょうね。。。
キャリアまとめ
とても長くなりましたが、フリーターから転職に至った私のキャリアをまとめると以下のようになります。
当ブログのオーナーとしてのプロフィールで以下のリンクでさらに詳しく私の経歴について自己紹介していますので、興味があれば見てみてください。
(参考:sakanaのプロフィール)
私のキャリアについて解説したところで、フリーターから正社員転職する際に面接で気を付けたことを解説します。
フリーターから正社員転職面接のポイント
長い前置きを経て、ようやくフリーターから正社員になるための面接で私が気を付けたポイントを解説します!
正社員から正社員への転職にも通じる部分もあると思いますので、今後の参考にもしていただけると嬉しいです。
身なりに気を遣う
私はフリーター時代は髪の毛を長く伸ばしており、転職活動を始めた当初はそのロン毛のまま面接などに臨んでいました。
直接見た目が原因で選考に進むことをお断りされたという内容は聞きませんでしたが、髪を切る前と後で選考に進む確率が全く違いました。
世の中には、表面的には何も言わなくてもフリーターに対して理解が無い方も少なからずいます。
そのため、「この人はフリーターだから服装がだらしない」と思われないように、一層見た目には気を付けて面接に挑みましょう!
同じ理由で言葉遣いにも気を付けて、あくまで社会人、プロフェッショナルとして通用する振る舞いを心掛けましょう。
フリーター時代の経験を前向きに話す
フリーターをしていると、周りの友人と比較したり、時にはバカにされるようなことを言われたり、自分が大した仕事をしていないのではないかと思う時があります。
しかし、日々アルバイトでの業務をこなす中にも気づきがあったり、アルバイトは残業が少ないため余暇を有意義に過ごしていたことを伝えることができれば、面接で好印象を与えることが可能です。
例えば、私がフリーター時代にしていたアルバイトでは、従業員ごとに売り上げがKPIを伴って、発表されます。
そこで、「アルバイトでありながら、売上と店舗への貢献を意識してどのようにしたらお客様に商品を購入いただけるかを考えながら業務に取り組んでいた」など、仕事で気を付けていた点を伝えると良いでしょう。
(実際はより具体的に話しています。)
また、余暇の過ごし方についても、私の場合は、当ブログを解説していたので、「エンジニアを辞めた後もブログでインプットした知識をアウトプットして知識の定着につなげていた」などと伝えて、前職の経験を無駄にしない取り組みをしていたことをアピールしました。
このように、正社員と異なるフリーターは少し違ったアピールができる点もありますので、自分がどのように業務に取り組んでいるのかや、時間をどのように使ったか面接官に納得感を得てもらえるように説明すると良いでしょう。
フリーターになった経緯を含めて、前向きに話せると良いのですが、難しい場合もあるので、私は家庭の都合などを織り交ぜてなるべく自身の問題による前職の退職を強調しないように意識しました。
私の場合、嘘はつきませんでしたが、もし嘘をつくのであれば絶対にばれないようにしましょう!
自身の経験やスキルが転職先で活かせるかを伝える
これは、一般的な転職とも変わらない内容かと思いますが、自分が培ってきた経験やスキルが転職先の企業とマッチすることが最も大事ポイントとなります。
転職エージェントからもよく言われることですが、まずは自分がどのような企業に就職したいか、どのような働き方がしたいかは抑えましょう。
自分が「どのように転職先の企業に貢献できるか」をアピールすることが1番重要です。
例えば、
アルバイトの接客では、お客様からお声がけいただくのを待つのではなく、自らタイミングを見計らってお客様にお声がけをしてニーズを聞き出すように努めていました。 そこでの経験を活かして御社で社内SEとして入社したあかつきには、「SIerやブログで得たIT知識」と「接客で学んだお声がけ」を活かして、ITについて詳しくない社員の困りごとなど、ニーズを汲み取って迅速に対応することができます。
のように、自分の経験と転職先企業で予想される業務を結び付けて、企業に貢献できる姿を面接官が具体的にイメージできるようにしましょう!
書類選考が通過した状態で、このアピールがハマれば、よっぽどのことが無い限りは選考を進んでいくことができるでしょう!
継続して努力する姿勢を見せる
私のような接客業のアルバイトをしていた人にとって、オフィスワーカーとしての社会人経験が人より少ないことは、紛れもない事実です。
そこで企業から求められるのは、経験が少ないことを認めながらもそれをカバーして追いつく姿勢を見せることです。
最も簡単なのが、面接を受ける企業で取得することが推奨される資格の勉強する(もしくはしている)ことをアピールすることでしょう。
そのため、面接の前には業界について調べて、求められる資格試験の本などに目を通しておくと、企業に入社に向けての本気度も伝わりますし、入社後も継続的に努力し続けられることをアピールできます。
もし、何に取り組んだらよいか分からない場合は、面接時に聞いてみることは、自分のアクションが明確になるうえ、面接官に努力する姿勢も見せられるので、一石二鳥です!
転職エージェントを活用する
現在の仕事に転職するに当たって、私は以下3社の転職エージェントを利用しました。
私が転職エージェントの利用をおすすめする理由は、転職エージェントから求人を紹介してもらうと楽だからと言うより、面接対策などが無料で受けられる点が良かったと思っています。
なので、私の場合、最初はBIZREACH(スカウトの方)とGEEKLYのエージェントの方と面談して求人を紹介いただいて面接に進んで面接のフィードバックをある程度受けたのちに、最も求人数の多いリクルートエージェントでマイペースに自分で求人を探していました。
エージェントを利用すると、面接対策のようなサービスを受けられる反面、何とか企業とマッチングさせようというプレッシャーを感じるので、自分で面接対策ができるようになったら、みずから求人を選んで選考に臨むことをおすすめします。
リクルートエージェントでは、選考に進んだ後の企業とのやり取りのみを代行してくれたりするので、その点はおすすめです。
私から転職エージェントに支払った費用は0円ですので、無料で活用できるものはジャンジャン使いましょう!
大卒フリーターから正社員の転職まとめ
この記事では、私自身の経験を基に大卒フリーターが正社員として転職する際に気を付けたポイントを解説いたしました。
私は、1年間フリーターをした後に再度正社員として働く道を一旦は選択しましたが、フリーターをしていた期間は前職の正社員時代にはできなかったことができた有意義な期間でした。
フリーター時代を過ごしたことに後悔はないので、絶対に正社員に転職することをおすすめすることが、この記事の目的ではありません。
フリーターから正社員に転職したいと思っている方にお力添えができれば幸いです。
一方で、フリーター時代を後悔の無いように過ごせたことが転職ができた理由にもつながりましたので、フリーターから正社員を目指して転職活動をする方は、どのようにフリーター時代を過ごすかを考えてみるのも良いかもしれません。
この記事で紹介したフリーターから正社員に転職した際に面接で注意したポイントのまとめは以下です。
フリーターからの転職以外にも通じる内容もあるかと思いますので、今後さらに転職する機会があっても役に立つ内容が紹介できているはずです!
この記事を読んだ方が自分に合った人生・キャリアを進んでいくことを心から願っております!
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