ついに先日、TOEIC900点を取得しました!
上を目指せば満点の990点が理想ですが、900点の取得を目標としている方も多いのではないでしょうか。
私もしばらくその1人だったのですが、先日集中的な勉強を経て、ついに900点越えを実現しました!
そこで、TOEIC900点を超える為に私が実施をした勉強方法や使用した教材(テキスト・問題集)を紹介させていただきます!
- TOEIC800点台から900点の壁を越えたい
- 忙しい社会人になってからのTOEIC勉強方法を知りたい
- ハイスコアを実現するための教材を探している
筆者の経歴
私も資格の試験を受ける際には、ネットで勉強方法やおすすめの教材を調べたりするのですが、個人的に気になるのは、記事を書いた人がどのような経歴か。
あまりに自身と異なる経歴の人の記事では、その人が特別なだけで同じ勉強をしても、同じ成果を得られないのではと思ってしまいます。(語学系資格だと、恋人が外国人とか。。。)
そこで、まずは英語学習に関する私の経歴をお伝えいたします!興味がないという方は読み飛ばしてしまってください。
- 高校在学時英検準2級取得
- 中堅私立大学(経営学部)に入学
- 1年次にTOEICを初受検に380点を取得
- 2年次に大学の語学学校プログラム参加のためにTOEIC550点を取得
- 2年後期にカナダ(トロント)に5か月間語学留学
- カナダから帰国後TOEIC680点取得
- 4年次を休学し、10か月間オーストラリア(ゴールドコースト・シドニー)にワーホリ
- ゴールドコースト:韓国人オーナー寿司屋、ネイティブオーナーバーでパートタイム
- シドニー:ハンガリー人オーナーのオフィスで事務インターン
- 帰国後英検準1級取得
- IT企業に入社(英語を使う機会はほとんどなし)
- 社会人1年目(2018年)にTOEIC865点を取得
- 退社後1年間フリーター、再び転職するも英語は使う機会はなし
- 2023年5月TOEIC895点を取得
- 2023年6月TOEIC915点を取得(現在)
正直、語学留学やワーホリについては、話すとすごいと言われることがあるので、少し他の方とは異なる経歴かと思いますが、筆者は友だちが作るのが苦手で、現地であまり英語を話さずに生きてきたので、、、帰国後にあまりスコアが上がっていません(笑)
高校在学時には英検準2級止まり、大学生になってからのTOEIC初受検は380点とお世辞にも高いスコアではありません。
また、英語を使うことを前提とした仕事をしていないので、日常的に英語を使う機会はないので、海外帰国後、日本で就職してからは、勉強をして英語力を伸ばすしかありませんでした。
元々、自頭が良いタイプではないので、コツコツ勉強をしてスコアを伸ばしました。。。
上記の経験から、私の場合、TOEIC800点台までは、環境がもたらす経験の中でなんとなくスコアを上げましたので、この記事では800点台から独学でどのように900点の壁を越えたかをポイントにしてお伝えをしていきます!
なお、経歴の最後から2番目の分かりやすく壁にぶち当たったスコア895点は、以下の通りです(笑)
長い自分語りは以上です!
勉強方法
それでは、忙しい社会人になってからTOEIC900点の壁をぶち破った勉強方法を紹介していきます。
低スコアから高スコアに一気に上げるような胡散臭い内容ではなく、堅実に800点台から900点を超える為の勉強方法ですので、その前提で読んでいただけると幸いです。
単語
リスニングとリーディンのいずれにとっても重要な基礎となるのが、英単語ですね。
TOEICの単語の勉強は、何のひねりもないですが、「新TOEIC TEST出る単特急金のフレーズ」通称金フレを使い続けてきました。
TOEIC900点を取った今だからようやく少し胸を張って言えますが、単語は金フレ1冊を完璧にすれば基本的に長文やリスニングでよく使われる表現は網羅されています。
ある程度のスコアを所持している方であれば、言うまでもないかと思いますが、単語帳は何週もして覚えることが前提です。
なので、色んな単語帳に浮気をする前にまずはこのくらい単語帳がボロボロになるまで、1冊を気合入れて勉強をしてみましょう。
とはいえ、単語帳で勉強した単語に問題集の中で出会った時に急に単語に対して親近感を覚える現象がありますので、単語だけの勉強にこだわり過ぎは禁物です。
単語帳の中の全ての単語や表現と知り合いになるつもりで繰り返し勉強をするようにしましょう。
私の場合は、金フレのアプリを使って、職場での休憩時間やジムでのインターバルの時間を使っていました。
単語は手軽に勉強がしやすいので、忙しい社会人であれば、敢えて時間を確保して勉強するというよりも空いた時間を使って勉強するのがおすすめです!
リスニング
リスニングはとにかく日頃から消費するコンテンツを英語にすることを意識することで、おのずと点数アップにつながるでしょう。
映画を見るなどもよく紹介される方法でしょう。
私の場合は、YouTubedeでTED Talkや英語ネイティブのVlogを毎日観て、勉強をしているという意識をもたずに耳を英語に慣らしました。
915点を取る直前は、リーディングの勉強に集中をし過ぎて、この習慣を辞めてしまって点数を下げてしまいました。。。
とはいえ、TOEICという試験の形式や使われる表現を知っておくため、1つくらいテキストをこなしておくことも大事だと思い、私は、以下のテキストを使用していました。
TOEIC テスト 990点 新・全方位 リスニング
こちらのテキストは「弱点分析テスト」という章から始まり、それほど難しくない設問で、音声が2回繰り返される問題が出題されます。
正直、900点突破を目標に勉強をする中で、本番にない音声を2回流すという形式に必要性を感じず、この章は飛ばしてしまいました。
打って変わって、次の章からの「高負荷トレーニング」では、本番よりも難易度を上げた出題形式の設問で構成されています。
7つの選択肢の中から正答を選ぶ設問や1つの会話から6つの設問に答える問題等、負荷を掛けて本番の問題が簡単に感じるようになっています。
リスニングは1問に対して回答ができる時間が決まっています。
このテキストは、決まった時間の中でいかに設問を理解して、回答をする能力を鍛えることができます。
リーディング
私が900点突破直前で力を入れて対策を行ったのが、リーディング対策です。
これは、中途半端に海外滞在経験がある人あるあるだと思いますが、文法や語彙が多少おかしくても何とか生きていけるので、海外経験があってもでも文法や語彙を適当に覚えてしまっている人がいます。
よく900点を取得するための堅実な勉強方法の紹介として、高校までで学ぶ英文法は完璧であることを前提に話されることがありますが、私の場合は、自分の文法が完璧であると言い切れません。
また、長文においても海外にいたからと言って、皆が現地の活字を積極的に消費して慣れているではなく、私もご多聞に漏れず、海外にいても日本語のコンテンツを頻繁に消費していました。
その上で、社会人になってからの独学でリーディングを415→470まで引き上げた勉強方法を紹介していきます。
語彙問題対策
私がpart5や6の語彙問題の対策に使用した教材は以下です。
- TOEIC テスト 990点 新・全方位 文法&語彙
- TOEIC L&R テスト 990点攻略 文法・語彙問題1000
いずれのテキストにも共通して言えることは、見開きの問題を解答したら、すぐに次のページには正答が提示される構成になっていることです。
仕事で忙しい社会人にとって、まとまった時間を取って勉強することは難しく、問題の回答を始めてから答え合わせまでが長いと、疲れて勉強のモチベーションを保つことが難しくなると筆者は考えています。
単語の勉強と同じようにテキストは1回やっただけで終わるのではなく、繰り返し行うことで語彙や文法を定着していきます。
一方で、全ての問題を解いていては、時間が掛かりすぎてしまいます。
忙しくて時間がない方は、必ず間違えた問題にチェックを付けておいて、後から苦手な問題のみを復習できるようにしておきましょう。
私の場合は、800点台になってから使ったテキストについては、正解した問題には一度も手を付けずに、間違えた問題のみを繰り返し勉強するようにしてました。
テキストを一通り実施すると、後は繰り返し間違えた箇所のみを反復して実施するので、2回目以降はそれほど時間を掛けずに勉強ができますので、まずは手を付けるところから始めましょう。
1日50問など、無理せずに継続できる学習目標設定をすることがおすすめです!
ちなみに、私が使用したテキストの特徴は以下の通りです。
TOEIC テスト 990点 新・全方位 文法&語彙
part5と6がStage1~3の難易度に分けて出題される形式のテキストです。
990点を謳った教材ではありますが、Stageは以下のように分類がされており、既に800点台を取得している方にとっては、前半は簡単に感じるかもしれません。
Stage1 | 700点レベル |
Stage2 | 800点レベル |
Stage3 | 900点レベル |
テキストに含まれている問題数は実力確認テストを含めて506問で、テキストの厚さの割に文字が大きく書かれているため、問題数は少なめです。
見開きで出題される問題数は8問で、次のページには回答があるので、無理なく勉強を進めることができます。
解答への解説も丁寧なため、Part5と6の問題に慣れつつ、ハイスコアを目指して勉強をし始めた方におすすめの教材です。
TOEIC L&R テスト 990点攻略 文法・語彙問題1000
こちらのテキストは、上記とは異なり、全ての問題がpart5の形式で出題がされます。
難易度としては、出題される単語も難しいものが増えるため、ある程度のスコアを取得してから使う教材だと感じました。
出題数はタイトルの通り1000問で、以下のように分野別に出題がされるので、目的意識を持って勉強を進めることができます。
Unit1 | 品詞問題 |
Unit2 | 動詞問題 |
Unit3 | 前置詞問題 |
Unit4 | 前置詞・接続詞・副詞問題 |
Unit5 | 代名詞問題 |
Unit6 | 関係詞問題 |
Unit7 | 数問題 |
Unit8 | 語彙問題 |
見開きの問題数は5問で、左側のページに問題、右側のページに答えが記載されている構成となっており、サクサクと学習を進められる点がおすすめです。
一方で、小さなスペースに問題と答えがぎゅっと凝縮されているため、答えの解説で間違えやすい回答がなぜ正答にならないかが書かれていないことがあるため、やはり少し上級者向けなテキストという印象でした。
とはいえ、各解説毎に端的にポイントが述べられていて、知識が定着しやすいようになっています。
直接内容と関係ありませんが、たまに著者の濱崎潤之輔さんのポエムがページの下部に記載されているのですが、個人的には無い方が、勉強に集中できるなと思っていました。。。
問題量に申し分もなく、ある程度のスコアを持っている人にとっても新たな気づきが得られる良テキストですので、900点を超えるために語彙対策をしたい方にはおすすめです!
長文対策
895点を取得時には、リスニングの調子が良かったため、900点近いスコアが取れていましたが、実は長文を解くスピードが遅く、最後まで問題を解ききることができませんでした。
そのため、915点を取得する直前には、長文対策に最も力を入れました。
TOEICでPart7の長文問題の得点を上げるには、いかに速く文章を理解して問題を解くかだと考えています。
人によっては、まずは回答の選択肢を確認してから、長文を読むとという人がいますが、私の場合は、文章を読んでから問題を解くようにしていました。
その理由は、私の場合は、長文を読んでいない状態で先に問題を読んでも意味が分からなくて、それらを覚えておくことが脳の負荷になって、本文を集中して読めないからです。
私は、1回で長文を理解して、問題文と選択肢を行ったり来たりしないように、文章の情景を頭で描きながら読むことに集中していました。
テキストを使って問題を解く際にも、雑に問題数を多く解くのではなく、いかに1回で本文を読解して、読み返すことなく問題が解けることを意識することが重要です。
語彙問題は何度も繰り返して覚えてしまう程問題を解いて良いと思いますが、長文読解は雑に何度も読み返して、内容を分かった状態で勉強をしても意味がないので、雑に1日で難問も解くくらいだったら、集中して数問を解くようにしましょう。
何度も繰り返して問題を解いたせいで、TOEIC受検の直前には、問題と答えを覚えてしまっていたので、筆者は、ABC NEWSのビジネス記事も毎日読むようにもして、長文対策をしていました。
なお、長文対策で選んだテキストも語彙問題と同じように、見開きをの問題を解いたら、すぐに答え合わせができる以下を選びました。
TOEIC テスト 990点 新・全方位 リーディング
語彙でも使用していた全方位シリーズですね。
外装の色がおしゃれだったので、実は、語彙、リーディング、リスニングをセットで購入しています。
(おしゃれなテキストで勉強のモチベーションを上げるのも大事ですよね!)
語彙の全方位と構成が異なり、実力診断テストと総仕上げ模試以外は、「高速度トレーニングA」、「高速度トレーニングB」のパートに分かれています。
高速度トレーニングAは正直言って、シングルパッセージとマルチプルパッセージの長文問題を普通に解くだけです。
高速度トレーニングBは、長めのシングルパッセージを本文を読み返さないようにしながら読むというものでした。
このトレーニングをやってみたところ、問題が速く解けるになったことを実感したため、筆者は上記のようになるべく読み返さずに集中して本文を読み方法を取るようになりました。
一方で、990点対策の長文問題集としては、長文自体の難易度はそれほど高くなく、回答の選択肢にもひねりがないので、難易度については少し物足りなく感じました。
長文読解のスピードに課題を感じている方におすすめのテキストです!
TOEIC L & R TEST 長文読解問題集 TARGET 900
TARGET 900ということで、900点を目標とした問題集です。
タイトルからは、990点目標を謳う全方位シリーズよりも簡単そうな感じがしますが、TARGET 900の方が、選択肢にひっかけのように迷わせる問題が多いように感じました。
長文自体の難易度自体はそれほど変わらないのですが、やはり問題の作者が違うと出題にも差が出てくるようですね。
また、各長文問題の前には、単語学習のパートがあり、長文対策と同時に単語を覚えることもできます。
それらの単語はその後の長文問題の中ですぐに出題がされるので、それでは長文読解時の負荷が軽減されてしまうのではないかと思う方もいるかもしれませんが、筆者はありだと思います。
なぜなら、単語が分からなくて止まってしまうよりも、文章を1回で理解して読む癖をつけるためには、障害が少ない方が、やりやすいためです。
単語は単語の勉強の時に集中して、長文対策の時には、長文を読むテクニックを身につけることに集中することが大事です!
2択まで絞った選択肢でいつも誤った答えを選んでしまう素直すぎる方には、良い訓練になる1冊です!
模試
TOEICに限ったことではありませんが、真面目に試験を受ける上で、模試を受けない人はいないでしょう。
しかし、模試を受けるタイミングは、人それぞれではないでしょうか。
私の場合は、試験の直前に模試を受けるようにしています。
TOEICはリスニングとリーディング合わせて2時間にもなる試験です。
そのため、当日に試験の長さで疲れないように、直前で試験の長さを実感できるようにしています。
どこかに行くときに、行きは長く感じるけど、帰りは短く感じる現象を利用した勉強方法ですね。
また、勉強を始める時にまずは自分の実力を知っておきたいという方もいるかと思いますが、初めての受検で勉強用のテキストの選べないということでなければ、必要ないかと思います。
他を知らないだけかもしれないですが、TOEIC模試は、公式問題を作問しているETSから出ているものが最も本番に近いでしょう。
まとめと振り返り
本当は大学時代にTOEIC900点が取れていれば、就活に有利だったのでしょうが、残念ながら時間が掛かってしまい、30歳間近になってようやく取得することができました。
社会人になってからの勉強はとにかく、まとまった時間が取りにくいので、モチベーションを途切れないように、効率的に勉強をすることが重要です。
当記事の内容を簡単にまとめると以下の通りです。
- 単語は決定版1冊を徹底的に学習する
- 普段の生活に英語を取り入れることを意識して耳を英語に慣らす
- 語彙対策は問題集を繰り返し実施し、知識を定着させる
- 長文は1回で読解し、とにかく速さを極める
- 模試は本番の直前に回答し、本番の疲労に慣れる
上記の勉強方法を実施するために自分に合った教材を見つけることも重要ですので、この記事が役に立てば幸いです。
現在、私は英語を使うような仕事をしていないので、TOEIC900点取得を機に転職をして英語力が活かせる仕事に就きたいと思っています!
その後の動きがあれば、また記事にしたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いいたします!
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