音楽初心者が楽器を始めるならベース!おすすめな理由3つ!
楽器をはじめてみたいけど、どの楽器にすればよいか迷ってしまう。
「楽器は難しくて挫折しちゃいそう」などなど、色々悩んでしまうのは楽器はじめる前のあるあるですよね。
わたしもそうでした。
わたしは高校時代にベースを弾き始めることにしたのですが、10年以上経った結局今でも弾いてますし、「ベースを選んでよかった」なと思っています。
そこで今回はどの楽器を始めたらいいか迷っている子羊ちゃんたちにわたしが「ベースを始めて良かった!」と思った理由を3つ紹介いたします!
楽器初心者がベースを選ぶと良い理由3つ
楽器を始めようと思ったときにベースを選ぶことは、シューティングゲームでアサルトライフルではなくスナイパーライフルを選ぶようなものです。
多くのひとが選ぶものではないですが、ベースにはベースの特徴や役割があり、良さがあるのです。
シューティングゲームでチームにスナイパーがいると心強いように、ベースもバンドの中ではなくてはならない存在です。
そんな縁の下の力持ちのベースを地味だからと避けるのはもったいない!
楽器初心者がベースを選ぶと良い理由を3つ厳選したので、どうぞご覧ください!
簡単
ベースは簡単です。
こんな言い方をすると、世界中のベースプレイヤーに怒られてしまうかもしれませんね。
突き詰めていけばどんな楽器だって難しいのですが、ベースをはじめて簡単な曲を1曲弾けるようになるまでに掛かる時間はベースがもっとも短いです。
「え、そうなの?」
では、ベースが簡単な理由をより詳しく説明します。
ベースは基本的に短音楽器です。
すなわち、ベースは1音ずつ鳴らす楽器なので、奏でる音が単純であることが多いです。
対して、ギターは和音楽器です。
そのため、ギターは複数の弦を同時に押さえて「コード」と呼ばれる音を奏でることが多いです。
よくギター初心者が「Fコード」が弾けずに挫折するという話を耳にします。
ベースにおいては挫折の要素となる難しい技術はあまりないので、初心者が序盤で心が折れる可能性が少ないです。
ベースで挫折する人はきっとギターを始めても挫折してしまうんじゃないでしょうか。
「ギターかっこいいけどなあ」と思ってる人はベースから始めて続けられそうだったらギターにも手を出してみてはいかがですか?
わたしはベースからはじめて今はギターも弾いてます。
もちろんベースを極めていくのも奥が深いので面白いですよ!
サクッと1曲弾けるようになりたいならベースがおすすめ!
音楽を聴くのがより楽しくなる
わたしがベースをはじめて1番良かった思ったことは、「ベースの音が聴こえる」ようになったことです。
ベースを始める前は正直、バンドのサウンドの中で鳴っているベースがよく分かりませんでした。
この記事を読んでいる音楽初心者のかたの多くも同じではないでしょうか?
ベースをはじめて練習していくと「ベースから出る音」がどんな音かが分かるようになり、曲の中のベースが聴こえるようになります。
ベースの音が聴こえるようになると、「この曲のベースがかっこいいんだよな」とドヤ顔で語れるようになります。
音楽好きであれば、例え挫折してもベースを少しの間弾いて曲の中のベースの音を聴けるようになるとより音楽を楽しめるようになりますよ!
お手軽な初心者セットで1万円くらいで揃いますし、今後のリスナーとしての音楽人生を楽しむためにも「ベースの音が聴こえる」ようになってみてはいかがですか?
もちろん続くにこしたことはないですが。。。
ベースの音を聴けるようになってベースを語れる音楽リスナーになろう!
バンドが組みやすい
ここまでで音楽初心者がベースを始める理由を書いてきましたが、それでも最初に手に取る楽器としてギターを選ぶ人が多いのは事実です。
逆に考えるとギタープレイヤーは世間にありふれています。
男性の3人に2人はモテようとして始めたギター経験者で、ギター経験者のうちの2人に1人は「Fコードで」挫折しています。(わたし調べ)
相対的にギターを弾いている人よりもベースを弾いてる人が少ないので、バンドを組みやすいです。
大体の場合、ギターボーカルを中心に他の楽器を集めていくことが多いので、そこに乗っかれば良いので楽なことが多いです。
高校時代から友だちが少なかったわたしでしたが、ベースというポジションの希少性からか入るバンドに困った経験はあまりありませんでした。
「楽器をはじめてすぐにバンドに参加したい!」と思うのであれば、ベースを候補に考えてみてください!
人口が比較的少ないベースは引く手あまた!バンドに参加しやすい!
ベースを選ぶデメリット
ベースの良いところをお伝えしましたが、はじめてからギャップがあっては良くないので、ベースを選んだ際の現実的なデメリットをお伝えします。
このデメリットを乗り越えてなお、ベースを愛せる者のみがこのベースという門をくぐりなさい。。。
「何か弾いてみてよ」に弱い
楽器をはじめて、家族や友人によく言われるのが、「何か弾いてみてよ」です。
ギターであれば、コードを弾いてそれっぽく歌ったり、有名な曲のフレーズでも弾いておけば、「ふーん」となります。
しかし、ベースを選ぶと良い理由でもお伝えしましたが、音楽をやっていない多くの人は曲の中の「ベースの音」が良く聴こえていません。
ベースプレーヤーの間では有名なフレーズを音楽をやっていないひとに弾いたところで、
「ボコボコボン」
「…」
となります。
悲しい瞬間ですが、上手くなっていけばベースでも「おお!」となる演奏はできるようになるので、最初はバンド以外で披露するのは避けるのモチベーション維持のためです。
悔しかったらうまくなればいいんだよ!
重い・でかい
ベースはギターよりも大きく、それに伴って重たいです。
電車に乗るときなんかに何度ドアの上にぶつけたか分かりません。
重たいので運ぶ時には肩も凝ります。
でも大きい楽器ってかっこよくないですか?
シューティングゲームでスナイパーライフル選んじゃいませんか?
シューティングゲームでいきなりアサルトライフルでなくスナイパーライフルを選ぶ人がベースに向いているのかもしれません。
重くて、大きいものを持ち歩くのは嫌だというかたはベースは避けましょう。
余談ですが、体が小さい女性がベース弾いてると「キュン」てしますよね。
ベース女子かわいい。
やっぱり地味
やっぱりベースは地味という面はあります。
先ほどからお伝えしている通り、ベースの音はほとんどの人には聴こえていません。
楽器はやってないけど、音楽を聴くのが好きでたくさんのバンドを知ってたり、ずっと音楽を聴いてるあいつもきっとベースの音は聴こえてません。
そんな大半の人に聴こえてない音を演奏するのはやはり地味に感じることがあります。
ただ、楽器をやったことない人でもベースの存在を感じられる瞬間があるのです。
それは、「ベースが弾かれていない瞬間」です。
曲に抑揚(よくよう)をつけるためにわざとベースを弾かないときがあるのですが、その瞬間は曲が薄くなり、今までベースが鳴っていたことに気が付きます。
つまり、聴こえていなくてもベースがいないととても薄い曲になってしまうのです。
スピーカーなどを買う際にもよく言われるのが、ベースが良く響くかどうかじゃないでしょうか?
よく聴こえてなくて地味な印象があるベースですが、音楽には絶対必要な楽器です。
どうですか?かっこいいでしょ?
ベースはバンドのサウンドには欠かせない楽器!
厳選!ベーススーパープレイ集
ここまで読んでいただいて、「ベースの良さは伝わったけど、やっぱり地味なのがな…」と思っているそこのあなた!
「ベースは地味」というイメージを払拭させるためにわたしが厳選したド派手なベースプレイを紹介しますので、少しでも気持ちが揺らいでるのであれば見てみてください!
Marcus Miller – スラップ
世界的に有名なベーシストのMarcus Miller(マーカスミラー)さんのスラップ奏法の演奏動画です。
スラップ奏法とはベースの弦を親指で叩いて、ひとさし指ではじくベースのテクニックで、スラップ奏法にあこがれてベースを始める人もいます。
Marcus Millerさんのスラップはなんといっても渋い。。
ハイテンポでテクニカルな演奏は言うまでもなく圧巻ですが、音がかっこよすぎる。
指で弾いた時に鳴る「パキン」とした音はベースの地味というイメージとは違って、バンドの中で目立つ音になります。
ベースは地味に「ボンボコ」ならすだけでなく、演奏次第では目立っちゃうこともできるのです!
Billy Sheehan – 速弾き
速弾きと言えばギターというイメージがありますが、ベースでやっちゃいけないなんてルールはないですよ?
なかでもBilly Sheehan(ビリーシーヘン)さんはベースの速弾きで有名な「Mr. Big」というバンドのベーシストです。
通常、ピックを使わずにベースを弾く場合はひとさし指となか指で弦をはじくのですが、Billy Sheehanさんは必要に応じて、くすり指や小指を使ってベースの速弾きを実現しています。
これを3フィンガー奏法、4フィンガー奏法と呼びます。
そんな、Billy Sheehanさんのベースをソロをとくとご覧あれ!
ギターも顔負けの速弾きですね!
こんなベーシストがいるとギターもたまったもんじゃないですが、Mr. Bigのギタリストも超絶テクニシャンなので問題ないです(笑)
速弾きを極めてあなたもギタリスト泣かせのベーシストになってみては?
Victor Wooten – タッピング
タッピングもギターが連想される弾き方ですが、ベースでやるベーシストもいます。
タッピングとは弦をはじくのではなく、弦をおさえて音を鳴らす奏法で、指板(ベース・ギターを指で押さえる部分)を広く使えるので、音の表現の幅が広がります。
こちらで紹介しているVictor Wooten(ヴィクターウッテン)さんもタッピングを奏法をするのですが、この人は異次元です。
一応したの動画はレッスン動画なのですが、「参考にならなくてワロタ」レベルの高難易度です。
Victor Wootenさんのベースを聴いてる時ほど、「グルーブ感」というもの感じる瞬間はないですね。
演奏の難易度だけでなく、難しいことを難しいだけでなく、ちゃんと音楽としている感が並外れてます。
いわば、相対瀬理論を小学生にも分かるように教えているレベルです。
上で紹介したベーシスト3名はとても有名な人たちなので、覚えておいて損はないですよ!
まとめ:ベースは地味だけど地味じゃない!
楽器初心者としてベースをはじめることの酸いも甘いもをお伝えしました。
この記事を読んでわたしと同じようにベースに魅力を感じて最初の楽器として選んでくれる人が増えてくれたら嬉しいです。
ベースは地味な楽器だというイメージが強いですが、上でお伝えしているように音楽においては無くてはならないです。
また、ベースでも練習すればかっこよく目立つことができる楽器です!
もちろん最終的には自分がはじめたいと思って続けられる楽器であればどの楽器を選んでいただいても良いのですが、その候補にぜひベースも入れてみてください!
はじめてのギター・ベースの選び方についてはこちらで解説していますので、楽器を始める決心をした方は是非ご覧ください。
この記事を読んでベースを始めましたというかたがいればぜひ教えてください!
ちなみにわたしは下のリンクの『GIRL’S IN THE SMOKE』というバンドでベースを弾いていますので、もし興味があれば聴いてみてください!
https://www.youtube.com/channel/UCjW-1geyYEIhegU6DpFKQXg
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